クイーンシーバ エチオピアレストラン【中目黒】インジェラとドロワットをいただく!

クイーンシーバ エチオピアレストラン【中目黒】インジェラとドロワットをいただく!

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン アフリカ料理
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東急東横線中目黒駅から徒歩5分。駅から山手通りを北西に700mほど進んだ左手の地下に、都内でも珍しいエチオピア料理店『クイーンシーバ エチオピアレストラン』はあります。

今年で創業26年目を迎えるというこのお店、都内に数店舗あるアフリカ料理店の中でも老舗中の老舗で、テフという穀物を原料にしたエチオピアのクレープ「インジェラ」をいただけるお店として、グルメな人の間では古くから有名だったお店です。

ずっと行ってみたいと思っていましたが、今回、初めて訪問することができました★

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン

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アフリカンな雰囲気満点!創業26年目を迎える老舗エチオピア料理店

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン『クイーンシーバ エチオピアレストラン』の入口

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランお店は地下にあります。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランエチオピアらしい絵が飾られています。

 

お店は地下1階にあります。

入口には「エチオピア料理」と書かれた目立つ看板が掲げられており、周りにはアフリカンな装飾がたくさん!

雰囲気バッチリです★

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン『クイーンシーバ エチオピアレストラン』の店内

 

『クイーンシーバ エチオピアレストラン』の店内です。

座席数は30席。間接照明で照らされた店内には、アフリカらしいエスニックな置物や動物をモチーフにした装飾などで飾られていてアフリカ気分を盛り立ててくれます。

お店に訪問したのは平日のディナータイムで、来店した時は5割ほどの客入りでしたが、そのうち外国人と日本人のグループがやってきてお店はほぼ満席状態に!

特に週末は予約しておいた方が良さそうです。

 

さて、ところで「エチオピア料理」とは、どんなお料理か知っていますか?

アフリカの北東部にある「エチオピア」は、アフリカの中でも独特の文化を持った国として知られています。

お料理も独特で、イネ科の植物であるテフから作る酸味のあるパンケーキ「インジェラ」を主食としているのが特徴です。

「インジェラ」は、普通、「ワット」という肉や魚、野菜などが入ったシチューと一緒に食べられています。

肉は、牛、ヤギ、羊、鶏、ラクダなどが食べられており、生肉料理を食べる習慣があるのも特徴のひとつ。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランエチオピアンシチューセットメニュー

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランドリンクメニュー

さて、メニューを見てお料理を選びましょう〜♪

エチオピア料理は馴染みがなく、アラカルトだと何を選べばいいのかわからなかったので、セットを頼むことにしました。

セット「エチオピアンシチューセット」は、A〜Dの4種類あり、それぞれメインのワットがチキン、ビーフ、ラム、野菜となっています。

今回はスタンダードだと思われるチキンのAセットをチョイスしました★

 

飲み物はビール

エチオピアにもローカルビールはたくさんありますが、このお店には置いておらず。

ケニア産のビール「タスカー」を注文しました。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン「タスカービール」(700円)

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランケニア産のビールです。

さっそくやってきた「タスカービール」

1922年に販売開始されたという歴史あるビールで、アルコール度数は4.2%。ケニアを代表するビールです。

麦芽の味がしっかりとしたドライなビールで、象の絵が描かれたラベルがアフリカらしくてGoodです★

ビールを飲みながらお料理を待ちます。

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スパイシーなシチュー「ドロワット」と酸味のあるパン「インジェラ」のマッチングがベスト!

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランレタス、ビーツ等のコンビネーションサラダ

 

ほどなくして、サラダが登場!

レタス、ビーツ等のコンビネーションサラダ。

そんなに特徴はないサラダですが、普通に美味しい。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランエチオピアンシチューセット(Aセット)2,750円

 

そして、メインのお料理が運ばれてきましたー♪

シチュー2種と野菜の煮物、エチオピアンブレッド2種です。

手前にある「インジェラ」が目を引きますね〜。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランインジェラ&ダボ(エチオピアンブレッド2種)

 

手前にある巻いてあるクレープ状のが、エチオピアの主食「インジェラ(እንጀራ)」。テフというイネ科の植物の粉を水で溶いて発酵させ、鉄板の上でクレープ状に焼き上げたお料理です。

この「インジェラ」、エチオピアに訪問した旅行者の間では、「まずい」「くさい」「雑巾みたいな味と見た目」などと散々な評判の食べ物なのですが、いざいただいてみると、そこまでまずくない!

食感はスポンジのように柔らかで、お味はかなり酸味が強くクセがあるのですが、「ワット」というエチオピアンシチューを載せていただくと意外とイケます♪

 

奥のカットされたパンは「ダボ(ዳቦ)」

「ダボ」はテフと小麦粉を使って発酵させずに焼いたパンです。

「インジェラ」と違ってあまりクセはなく食べやすいパンなのですが、かなりパサパサした感じ。

個人的には「インジェラ」の方が好みかも。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン「ドロワット」(チキンのレッドペッパーシチュー)

 

こちらは、「ドロワット」(チキンのレッドペッパーシチュー)

「ワット(ወጥ)」は、唐辛子とにんにく、しょうがなどで作られた「バルバリ(በርበሬ)」というエチオピアオリジナルの調味料を使った「ケイワット(ቀይ ወጥ)」と、バルバリを使わない「アレチャワット(አሊጫ ወጥ)」がありますが、普通、「ワット」と言うと「ケイワット」を指すことが多いのだとのこと。

「ドロワット」は、具材に鶏肉とゆで卵を使ったワットで、バルバリ、カルダモン、ショウガ、フェヌグリーク、クミンなどの香辛料、香草が使われた「ケイワット」のひとつです。

バルバリのピリピリとした辛さと各種香辛料のスパイシーさが鶏肉とマッチしていて、なかなかの美味しさ★

酸味のあるインジェラともよく合います。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン「ヤベグアリチャ」(ラムのターメリック風味シチュー)

 

こちらは、「ヤベグアリチャ」(ラムのターメリック風味シチュー)

バルバリを使わない「アレチャワット」のひとつです。

バルバリが入っていないので辛さはなくマイルドな風味ですが、各種スパイスが使われているせいかラムの臭みはあまり感じさせません。

だけど、ちょっとクセがあるかも。

「ワット」の作り方は、タマネギを茶色くなるまで空炒りしてから、「ニテル・キッベー(ንጥር ቅቤ)」という香辛料で香りをつけた澄ましバターで炒め、次にお肉や魚、野菜などの食材を煮込んで作るのだとのこと。

こちらも、インジェラに載せていただきます★

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン「ヤティキルトワット」(野菜のマイルド煮)

 

これは、「ヤティキルトワット」(野菜のマイルド煮)

あんまり印象に残らないお味でしたが、辛い「ドロワット」やクセのある「ヤベグアリチャ」と比べて食べやすいお味。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランコラの演奏

 

インジェラやワットなど、珍しいエチオピア料理を「なるほどなるほど」と言いながらいただいていると、向こうから音楽が聴こえてきました。

コラ奏者によるライブ演奏です♪

♪コラの演奏(クイーンシーバ エチオピアレストラン)

 

煌びやかなコラの美しい調べが店内に静かに響き渡ります。

「コラ」は、西アフリカセネガル、ガンビア、マリ、ギニア、ブルキナファソなど)で300年以上も受け継がれてきたリュート型の撥弦楽器。

エチオピアとは関係ない楽器ですが、都内に数店舗しかないアフリカ料理店のひとつであるこのお店は、コラ奏者にとっては貴重な営業先です。

久々に聴いたコラの生演奏、なかなか良かったです♪

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストランコラ

 

こちらが、コラ。

ひょうたんを半分に割った胴に、21本の弦が張られています。

コラを演奏するのは、世襲制の職業音楽家「グリオ」で、人々は「グリオ」に畏敬の念を持っているのだとのこと。

セネガルの国民的ミュージシャン「ユッスー・ンドゥール」もグリオの家系です。

 

さてさて、コラの生演奏を聴きながら、アラカルトもちょっと食べてみようということになり、お店のおばちゃんにオススメを聞いてみることにしました。

おばちゃんに勧められたのが、「ヤギカバブ」と「ブリック」

さっそく注文します!

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン「ヤギカバブ」2本1,200円

 

こちらが、「ヤギカバブ」

エチオピア風ヤギ肉の焼き鳥(ねぎま)です。

香辛料で味付けされ、臭みのないヤギ肉串ですが、ちょっとお肉が固く、個人的にお味は「う〜ん」という感じ。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン「ブリック」(800円)

 

これは、「ブリック」

パリパリのクレープ生地の皮の中に、ゆで卵や野菜が入った揚げ物料理で、チュニジアをはじめとした北アフリカを中心に食べられているお料理です。

エチオピアでも食べられているのかは、ちょっとわからないですが、これは美味しい。

日本人の口に合うお味。

 

ほかにも、そら豆のコロッケ「ターメイヤ」や、「ダチョウスモークのカルパッチョ」、「ホロホロ鳥のグリル」など、気になるお料理がいくつかありましたが、ここらでお腹は満腹状態に・・・。

お料理はここで打ち止めにして、セットメニューのラスト、エチオピアンコーヒーを頼むことにしましょう〜。

中目黒、クイーンシーバ エチオピアレストラン「エチオピアンモカコーヒー」

 

これが、「エチオピアンモカコーヒー」

エチオピアは、コーヒーの原産地として知られていて、現在でもコーヒーが盛んに栽培されています。

エチオピアのコーヒーと言えば「モカコーヒー」。世界に流通しているモカコーヒーの95%はエチオピア産なのだそうです。

酸味が強くフルーティーで、苦味が少ないのが特徴のエチオピアコーヒーは、ストレートで飲むのが美味しい飲み方。

個性の強いエチオピア料理をいただいた後の一杯。しっかりとお口直しできました★

『クイーンシーバ エチオピアレストラン』は、ネット予約出来ます!
『クイーンシーバ エチオピアレストラン』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)

都内でも貴重なエチオピア料理店『クイーンシーバ エチオピアレストラン』

好き嫌いが分かれるとは思いますが、エチオピアの主食「インジェラ」とピリ辛の香辛料バルバリを使ったエチオピアンシチュー「ドロワット」の組み合わせは、なかなかの美味。

一度味わってみることをオススメします★

アフリカンな雰囲気の中、アフリカ伝統音楽を聴きながら、珍しいエチオピア料理をいただく。貴重なお時間を過ごせること間違いなし!

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◉『クイーンシーバ エチオピアレストラン』の地図・アクセス

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