20世紀に建てられたモダンな土楼「振成楼」(客家土楼)【中国福建省】

※前回の記事→広い中庭で子供たちが遊ぶ「環極楼」(客家土楼)【中国福建省】

中国福建省の北西部にある永定県。山深い田舎な地域です。

そんな田舎道をバスで走っていくと、山あいに大きな円形の建物がいくつも見えてきます。

これは「客家土楼」という集合住宅。2008年7月には世界遺産にも登録されました。

今回は、湖坑鎮洪抗村の「振成楼」をご紹介!

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通称「土楼王子」とも呼ばれる客家土楼の代表作のひとつ

振成楼「振成楼」の外観

福建省永定県にある湖坑鎮洪抗村。この村は「永定客家土楼民族文化村」と呼ばれる土楼観光の拠点のひとつです。

この村には、客家土楼の代表作「振成楼」があります。そのため、客家土楼を見に来た旅行者の多くがこの村を訪れます。上の写真はその「振成楼」です。

堂々たる外観です。「振成楼」は、通称「土楼王子」とも呼ばれているのだそうです。

振成楼「振成楼」の祖堂

「振成楼」は、林仁山という人が建てた二重円の土楼です。1912年から1916年にかけて建造されました。

土楼の外円部は4階建てで、祖堂のある内円部は2階建て。全部で208もの部屋があるそうですが、現在暮らしているのは、たった2家族。ほぼ観光用の土楼となっています。

振成楼外円部から祖堂のある内円部を見下ろす

振成楼「振成楼」のモダンな欄干

「振成楼」は、20世紀になって建てられたということもあって、かなりモダンなスタイルをしています。

写真の欄干の部分も、素材やデザインが、どことなく現代的な、ヨーロッパ風な雰囲気を感じさせますね。

振成楼

振成楼八卦図を踏襲した外円部

「振成楼」は、建物が八卦の考え方によって構成されていることでも知られています。外円部は八卦図を踏襲し、48の部屋が1卦6間のユニット×8に分かれています。

なお、卦と卦の間は防火壁で区切られているそうです。そのため、火事が起こっても建物が全焼することがなく、侵入者対策としても効果があったようです。

振成楼内円部の中にあった共同井戸

私はこの村へはバイタクで訪れました。バイタクのお兄ちゃんと永定からいくつもの土楼を巡ったあと、夜8時頃にこの村へと到着したのです。

宿泊は、この「振成楼」にしました。「振成楼」は泊まることも出来るんです!

「振成楼」の宿代は、本来は30元だそうですが、何も知らない私は150元も払わされてしまいました・・・。

夕食と朝食をこの「振成楼」で食べましたが、食事を出してくれたのは、林櫻元(Lin Ying Yuan)という名前のちゃきちゃきのお姉ちゃん。

愛想よく、楽しいお姉ちゃんだったのですが、120元も多く貰えたので気分が良かったのかもしれません。

抜け目ないです、林櫻元。

洪抗村

洪抗村洪抗村の村の風景

翌日、「振成楼」の内部を見て回った後、洪抗村をぶらぶらと散歩しました。

洪抗村は、本当にのんびりとした村。中国のどこにでもありそうな田舎なのですが、所々に立派な土楼が建っているのが他の地域とは違うところ。

洪抗村村はずれで行われていたロケ

村のはずれに行ったところ、巨大な水車があって、映画かドラマかの撮影が行われていました。

洪坑村は、お店はあまり多くはありません。「振成楼」の前に土産物屋兼食堂が数軒、雑貨屋が数軒あるほかは、何もありませんでした。

だけど、世界遺産に指定された今は、旅行者向けのカフェなんかも出来ているのかもしれません。

※次の記事→川沿いに建つ、地域で一番リッチな土楼「福裕楼」(客家土楼)【中国福建省】

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